相手に伝わりやすく礼儀をわきまえたお手紙の書き方をご紹介します。
■ 分かりやすい簡潔な文章
用件は分かりやすく相手にはっきり伝えましょう。1文には50字程度の短い文章で要領よくまとめるととても読みやすいです。
文章が長く複雑な場合は要約を付けたり、一つ一つの事項がうまく整理し、また必要なら箇条書きにし、相手に伝わりやすい文章を心がけましょう。
敬語の用法に気を付けて相手に失礼のない文章を書きましょう。文章が完成したら、一度は敬語の用法を全体から読み直し確かめましょう。
■ 季節の挨拶
| 1月 | 大寒の節・降雪の候・厳寒のおりから・雪の晴れ間・いよいよ寒気がつのり・極寒 |
|---|---|
| 2月 | 立春・節分・寒明け・いくらか寒さもゆるみ・余寒の候・梅のつぼみもふくらみ |
| 3月 | 春暖・早春の候・盛春・軽暖の候・春寒しだいにゆるみ・春暖の候・急に春めいて |
| 4月 | 桜花爛漫・温暖・春暖の候・春たけなわ・春暖の候・陽春の候・葉桜の季節となり |
| 5月 | 新茶の香・初夏・五月晴れ・向夏・新緑の候・軽暑の候・晩春・緑したたる・惜春 |
| 6月 | 若鮎の踊る・梅雨の候・立夏・青葉・入梅・長雨の候・日の光も青く・深緑 |
| 7月 | 大暑・暑さ厳しいおりから・土用の入りとなり・盛夏の候・真夏・酷暑の候・炎暑 |
| 8月 | 立秋・残暑の候・晩夏・秋暑・残暑凌ぎ難き候・秋にはまだ遠く・新涼・初秋 |
| 9月 | 秋色しだいに濃く・新秋の候・秋冷・初秋の候・残暑去り難く・清涼・野分 |
| 10月 | 稔りの秋となり・秋晴の候・紅葉・秋涼の候・清秋の候・中秋・秋涼爽快の候 |
| 11月 | 落葉の候・初霜・晩秋の候・落葉の候・向寒のおりから・菊薫る候・夜寒の折柄 |
| 12月 | 年末ご多忙のおりから・寒冷・歳晩の候・年の瀬・師走の候・初冬の候・忙月 |
■ 頭語と結語
| 使う場 | 頭語 | 結語 |
|---|---|---|
| 一般的に使う |
拝啓 一筆申し上げます(女性) 拝復 復啓 とり急ぎ申し上げます 前略ごめんください お手紙拝見しました |
敬具 かしこ(女性) 敬具 謹言 拝具 敬具 謹言 拝具 かしこ(女性) かしこ(女性) かしこ(女性) |
| あらたまった場合 |
謹啓 謹んで申し上げます(女性) 謹呈 急啓 |
敬白 謹言 かしこ(女性) 敬白 謹言 草々 不一 |
| 前文を省略する場合 |
前略 冠省 |
草々 不一 草々 不一 |
| 初めて手紙をだす |
初めてお手紙を差し上げます 突然のお手紙を差し上げる失礼をお許し下さい |
敬具 謹言 敬具 謹言 |
■ 本文の構成
| 頭語 | 一番初めに書く書き出しの言葉です。友人や家族など気心の知れた相手であれば省略しても構いません。 |
|---|---|
| 季節の挨拶 | 季節や月日によって適切な挨拶を選びます。 |
| 安否の挨拶 | 用件に入る前に相手の健康を気遣ったり、以前にのお礼の挨拶をします。 |
| 起し言葉 | 用件に話題を切り替える「さて」などの言葉を入れます。 |
| 本文 | 手紙の本題を書きます。 |
| 結び言葉 | 用件も終わり、締めくくりの言葉を書きます。 |
| 結語 | 頭語とセットの結語を書きます。 |
| 記 | 何か先方に伝えることがある場合は「記」の文字の後に箇条書きで書きます。 |
| 日付 | この手紙を書いた年月日を書きます。 |
| 差出人 | 自分の名を署名します。 |
| 宛名 | 先方が個人の場合は「様」をつけ、企業など団体宛の場合は「御中」と記入する。 |


